代表よりご挨拶

30年ほど前から英語教育の研究、実践をする中で、4技能（Reading, Writing, Listening,Speaking）のスキル習得の重要性を痛感し続けてきました。
言語構造や文化、指導法などの違いから、国際的な共通語の役割を果たす英語の力に関して、日本人の平均的なレベルが先進国中、ワースト1ということがグローバル化の流れの中で日本の経済的成長を伸び悩ませてしまった要因の一つであると私自身は感じています。日本の学校教育における英語指導について長らく改善すべきと言われてきたことに、文法、語彙、Readingの指導に偏りすぎだということがありますが、それらについてさえ、英語力を向上させるために本当に必要なことを教えているかというと、決してそうとは思えません。そして、高校や大学入試において出題される英語の問題も、英語力向上を目標として勉強してきたかが問われるものではないという残念なことが長らく続いてきました。
一方、こうした事態を打開すべく、将来、役に立つ英語を身につけるのではないと意味がない、という考えは日本社会に確実に広まり、最も採択率が多い英検を始めとした外部試験で一定の成績を取れば、学校独自の英語の試験は免除されるという潮流ができてきました。
私自身、その流れを強く支持し続ける者として、日本人英語学習者が段階的に英語力をつけていくために目標とするのに最も適していると考える英検取得を目標とした指導を通して、生徒さんの英語力を伸ばしていくことに全力を注いでいきますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

花岡まり子